五月病

GW中ほとんど家にこもっていたら、一気に外に出る気力がなくなっていました。やらなきゃいけないことも終わってない、でもやる気は起きない。お腹は空いたような空いてないような、熱が出て脚が痛いのをいいことに毎日の大半を布団の中で過ごしました。

今日は、ふと思い出したように本棚から南条あやの「卒業式まで死にません」を取り出して、栞を挟んだページから読みました。生きていたら私より一回りほど年上な彼女、実際に会って話してみたかったな、なんて思ったりもしつつ、何度目かの読了。この本を初めて手に取ったのは高校生の時でした。姉の本棚から見つけ、なんだかんだで私物化してずっと持ち歩き、本の角をすり減らしました。学校で友達に言われた「卒業式まで生きろよ」はちゃんと守れました。当時の自分を褒めてやりたいです。今生きてるから好きなタレントの主演映画見れたぞ、って(笑)

働くようになってからは給料で新しいものをもう一冊買い、こっそり本棚の奥に忍ばせてあります。

「私が死んで涙を流してくれる人は一体何人いるんだろう」という言葉はやっぱり頭から離れません。これからも幾度となくこの本に共感したり、助けられることになるんだろうなぁ、なんて思いながら本棚の奥に大切にしまいました。

大切な人を失いたくないから、失う前に…や、このまま眠って起きたくないなぁ、なんてことも思いますが、私自身かなりの怖がり。お化けもだめだし高いところや暗いところも苦手(不思議なことに絶叫マシンは乗れるんですが)。ストレスがピークに達したら痛覚こそ忘れるものの、普段は採血の注射すら苦手。飛び降りて全身を打ち付ける、首をつって息ができなくなる、なんて考えただけですくみあがります。だから、死にたい死にたいと言いながらこれからも生きていくんでしょうね。